コロナ禍の影響でマスクの着用が習慣化し、毎日マスクを着けて過ごす生活が続いていますね。
マスクに慣れてきたという声が聞かれる一方で、精神的な脱力感や無気力感にさいなまれている人も増えているようです。。
マスクの着用が原因で精神的に落ち込んでしまう理由として、表情筋を動かす機会が少なくなってしまっているということも考えられます。
仕事などで、習慣的に毎日マスクを着用している人は注意が必要かもしれません。
今回は、マスクを長時間着用することによって起こり得る精神面への影響について、またマスクをしている今だからこそできる笑顔の習慣化についてお話ししていきます。
マスクの長時間着用で表情筋が固くなる!?【心の疲労を知る】
精神的な疲労を抱える人が増加
コロナウイルスの影響下で、生活の中でマスクの着用が習慣化しています。
そのような中で、
「なぜか気持ちが落ち込む」
「何をしても楽しいと感じない」
といった症状を感じるという方が私の周りでも増えています。
もしこのように、マスク着用の習慣により、気持ちの落ち込みなどを感じているという方は少し注意が必要です。
表情の動きがにぶくなっている
先日テレビの報道番組でもこういった声をとりあげていましたが、長時間のマスク着用により、「表情豊かに話しをする」「口角を上げて人に接する」「笑顔で挨拶をする」という、人間
関係において一番大事なコミュニケーションツールの活用ができなくなっています。
つまり「豊かな表情」や「笑顔」の機会が奪われており、表情筋の動きがにぶくなってしまうのです。
「表情筋のこわばり」は心にも影響してしまう
マスクを常に着用することで、表情の変化が少なくなってしまいます。
また、表情が少なくなることは「私たちの心」にも影響が出ることがあり注意が必要です。
その理由について解説していきます。
顔面フィードバックによる表情と心の関係【意識的な笑顔が重要】
表情筋と脳(心)はつながっている
マスク着用の習慣化によって気持ちが落ち込む理由、それは表情と脳(心)がつながっているからです。
笑顔が少なくなると、表情筋が固定化してしまい、気持ち(精神面)にも影響が出てしまいます。
顔面フィードバックを利用して心を改善する
心の疲れは表情に現れてきます。また、その逆で、表情を変えることにより、心が変わります。
これを顔面フィードバックと言い、脳科学でも証明されていることです。
意識的に笑顔をつくる習慣が大切
これは脳科学でも証明されています。無理にでも笑顔を作ることで、その笑顔の表情筋が脳を刺激して、脳からセロトニンという明るい気持ちを作る幸せホルモン(神経伝達物質)がでてくるのです。
ですので、意識的に笑顔をつくる習慣をおすすめします。
また、この顔面フィードバックを活用して外から(つまり顔から)心を整えてゆく手法表情筋セラピーと言います。
そしてローズウッドでは「作り笑顔は自分の為・本物の笑顔は他人の為」を合言葉に、表情筋を健康な状態に戻して笑顔の多い毎日を過ごすお手伝いをしています。
マスクをしながらでも表情を柔軟にしておこう
マスクをしているといつの間にか口角が下がっていることを自覚
私も長時間マスクをつけていてふと気づいたことがありました。
いつも仕事柄、ほぼ無意識にも口角をあげる習慣が身についていたはずなのに、マスクを長時間着用していると「誰にも見られていない」という気持ちからか、口元は自然体になって特に口角をあげていませんでした。
いえ、それどころか、、重力に任せて口角が下へ下へ下がっていたことに気づき、愕然としたことがありました。
口角が下がると同時に、頬の筋肉も重力で下に引っ張られ、笑顔が作りにくい状態だったのです。
つまり、多くの人が感じている
「顔がこわばる」?「何となくイライラする」
「笑顔になりにくい」?「何となく気分が沈む」
を早い段階で体験していたのです。
電車に乗っている時間を利用して表情筋トレーニング
そこで電車に乗っていて周りに人がいてもマスクの中で「笑顔呼吸」をして、口角を上げるレッスンをしたり、ゆっくり笑顔を作る筋肉=笑顔筋(「大頬
骨筋・小頬骨筋・口輪筋など」)を動かしていました。
今は電車に乗っている時間、駅で待っている時間はほとんど、マスクの下でこっそり一人で表情筋セラピーのレッスンをしています。
また、パソコンに向かう仕事中や運転中など、ほとんどの時間、マスクの下は口角を上げて過ごしています。
マスク着用の習慣は表情筋トレーニングのチャンス
もしかしたら、マスクを使用していない時よりも、表情筋は柔軟になっているかもしれません。
このように考えると、マスク着用の習慣は、表情筋のレッスンに最適だと思え、これはぜひ皆さんにお伝えしないとと思って今回お話しをさせて
いただきました。
マスク着用が習慣化していると感じている方は、表情が隠れていることを利用して、外でもこっそり表情筋を動かすことにトライしてみてください。